こんにちは!
八王子市の放課後等デイサービス、「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室です☆
今回は日々の活動の中でほぼ必ず行っている一日の振り返り、「活動日記」の記入について取り上げたいと思います。
日々の振り返り、活動日記を書こう!
本教室でいうところの「活動日記」は、、、これです!
↓(個人情報の観点から部分的に伏せさせていただいています)
構成としては、名前、その日の日付、活動内容について、頑張ったことや楽しかったことの記入、写真を貼る欄、活動日記に送付する書類等のチェック欄となっています。
その日の内容や児童の様子について、児童が具体的に書けない所に関しては、スタッフが青字で加筆させていただいていています。
姉妹教室である東浅川教室や天神町教室では、保護者の方へ連絡帳という形で、日々行った活動内容やお子様の様子についての報告、写真の添付等を主にスタッフが行っています。
本教室は姉妹教室上がりの児童が多いため、
「スタッフ(先生)たちが書いてたものを自分も書ける!書きたい!」「自分だって出来る!」といった自立や達成感を促せる活動にもなっています!
その為、写真もほとんど各児童自身で貼ってもらっています!
物の使い方、文字を書く、模写することに慣れよう!
本教室の利用児童の学習スキルや生活スキルの進度は非常に幅広いです。
そのため、鉛筆を持って何か文字を書く、模写することやスティックのりを使って写真を貼る、穴あけパンチと言ったことに慣れていない児童やも多いです。
まず活動日記を児童自身で完成させてもらうにあたり、各々目標を定めています。
その例として、6つ程挙げさせていただきます!
①鉛筆、スティックのり、穴あけパンチなどを正しく使い、使用道具に慣れよう!
几帳面な児童は、ハサミを使って写真の余白をキレイに切り取ろうとしてくれる子もいます
②自分の名前や日にち(数字)を書いてみよう!
③紙に薄く印字した文字(活動内容)をなぞり書きしてみよう!
④なぞり書きなしで、自分で活動日記を書いてみよう!
⑤習ったことある漢字などを駆使して文を書いてみよう!
⑥活動日記のチェックをスタッフにお願いしよう!(作業終了の報告をしよう!)
これらの目標は児童それぞれによって全く異なるため、児童の進度に合わせて活動日記を作成させていただいています。
また、スタッフがどの程度お手伝い(補助)や声掛けをするかも各児童によって変えています。
自分の考え、気持ちに注目を向かせる!
発達に偏りのある場合、関心が向かう観点は散漫になりやすく、とても自分の考えや気持ちに向き合うことが難しいです。
必ず一日の最後に、自分がやったことに関心を向かせることで、自分のやったことを振り返る力(反省)を伸ばすことができます。
他の力としても、集中力の向上、やるべきことの明確化、ビジョントレーニング等々につながると思われます。
また活動の最後に組み込むことで、気持ちを落ち着かせる時間(クールダウン)にもなります!
以上が、活動日記の取り組みになります!
日本の識字率は世界の中でもトップクラスであるというお話をどこかで聞いたことがあるかもしれません。
これを言い換えれば、日本で生きるためにはある程度、読み書きできることが当たり前とされていると言っても過言ではありません。
児童が日々、少しづつ文字を書いたり、読んだりする力が向上するように活動日記を通じて支援させていただきます!!
以上、元文学部出身の心理指導担当職員、栗木がお送りいたしました。
コメント