Posts Tagged ‘ADHD’
学校の後は皆で体を動かしてスッキリしよう!
こんにちは!
八王子市の放課後等デイサービス、「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室です☆
学校で頑張ったお子様達^^放課後は皆で楽しく体を動かして、スッキリした気分を感じています。
危ないぞ!落ちないように進んでいこう!
丸いフープ道や高さがある三角の道、ゴツゴツした小さな丸い道等3通りの道を自分で選んで進んでいきます。
障がいを抱える子の中には、「次はどのようになるのか?」と“見通し”をつけることが難しい場合があります。例えば、急な予定の変更に対してパニックになってしまうこともあります。
この運動では、「この道を選んだら次はどのようになるのかな?」と見通しをつけることや「バランスが難しいけど、この道にチャレンジしてみよう!」と進むことで、考えながら体を動かします。
また、様々な高さを進むことで、バランス感覚(前庭感覚)を養ったり、裸足で行うことで脳への刺激にも繋がります。
どの位の幅かな?力加減を考えて大きくジャンーーープ!!!
次は、赤の島から青の島へジャンプをします。
島と島の幅を考えて、どの位の力で踏み切れば飛び越せるのかイメージしてから力を入れます。
お子様一人ひとりの力に合わせて幅を変えたり、「島の間には川が流れているから気を付けて!」とイメージしやすい声掛けをして、より楽しさを感じられるようにしています(^^♪
最後は皆で協力してお花を咲かせましょう♪
様々な道を進み、島をジャンプしたら、最後はマーカーをお花に見立ててコーンにさしていきます。
どこのコーンが空いているのか?全体を見て把握してからさしていきます。
また、コーンの先端にマーカーの穴を通すことは、目と手の協応に繋がります。
目と手の協応とは、目の動きに手の動きを合わせる力です。例えば、こちらに向かってくるボールを見て、取ったり避けたりするために体を動かすことや決まった大きさのマスの中に文字を書くこと等運動面、学習面にも繋がっていきます。
皆で楽しく体を動かしてスッキリした表情になったお子様達!(^^)!
これからも運動を通して様々な力を養いながら過ごしていきたいと思います。
以上、産休育休復帰をした運動保育士高桑がお送り致しました^^
めじろ台教室の特色のグループ別活動!! 療育部屋の活用方法と視覚支援について
こんにちは!
「夢を叶える就労トレーニング教室」通称:夢トレ教室です!
今回は、めじろ台教室の療育部屋の活用方法について取り上げさせていただきます。
空間や場所で区切る療育
めじろ台教室では、部屋が大きく分けると現在、4つあります。
誰が見て分かりやすく、視覚的に理解しやすいように
ピンク部屋(相談室)
黄色部屋
青部屋
以上のような色による分類を行っています。
また、児童全体で活動が行える部屋、大部屋もあります。
めじろ台教室の療育では、グループ別に活動を行う理由が多いです。
その理由は児童の発達的な進度にバラつきがあり、登所児童のニーズに出来るだけ近い支援を提供するためにグループ別の活動を行っています。
しかし、もう一つグループ別の活動を行う意味があります!
それは児童がやるべきこと、場所、時間で整理ということです。
例えば、このような経験はないでしょうか。
学校の授業、あるいは会社の会議などを仕切りのない場所で行った時に
違う班、グループで話している内容が耳に入って来て集中することが難しい。。。
やらないといけないことが頭に入ってこない( ;∀;)
私たちの脳は五感を駆使して情報を収集しますが
特に話し合いなどの場合、聴覚的な情報が優先的になりやすいです。
特に自閉スペクトラムの特性を持つ児童は聴覚過敏の影響から注意の持続が困難になってしまうことが多々見受けられます。
そのため、一つの活動に集中してもらうという意味でも部屋を分けています。
また他にも気持ちの切り替えが上手く行かないため、クールダウンを行うため
活動への意欲が沸かない、人込みが嫌で1人になりたいときなど使用されます。
以上の点から多義的に部屋を活用することが出来ます!
視覚支援のためのカードの活用
4つの部屋では、それぞれ何を行うかを端的に分かりやすいこのような視覚支援カードを用いて、療育を行います。
これまでのブログで多く書かせていただきました「見通し」に関しての苦手さを感じる児童への配慮として、
声がけ等については挙げさせていただきましたが
例えば、療育開始時には、
「誰が(児童、スタッフ)」「どのような(療育)」「どこ(療育部屋)」「どれほど(時間)」を分かりやすい形で声がけをしていますが
グループ別の活動では特に「どこ(療育部屋)」「どのような(療育)」を児童に伝達することが大切になります。
以上が療育部屋の活用方法と視覚支援になります。
療育に入る前に児童が安心して参加できる環境づくりを今後とも目指していきたいです。
以上、めじろ台教室ぐらい大きな部屋に住みたい心理指導担当職員、栗木がお送り致しました。
お外にお出かけにいこう!!多摩動物公園に行ってきました。
こんにちは、「夢を叶える就労トレーニング教室 八王子」通称:夢トレ教室です!
冬休みも終わって、大分経ちましたねー。
少し休みが恋しい時期になってきました笑
そこで今回は、せっかくの冬休みだからみんなでお出かけしたいとの思いで、お出かけイベントについて取り上げさせていただきます!
本教室のある八王子市の隣の市、日野市にある「多摩動物公園」にいってきました!
公共施設におけるマナーを遵守する
昨今のコロナウイルスの影響によってお出かけのイベントはなかなか組めない状態にありました。
公共施設になかなか足を運べないことで、社会との接点を持てない児童が多くいました。
そのため、社会と接点を持つためにも公の施設に訪れることは大いに意義深いことでもあります。
公の場に慣れていない児童にとっては、事前のルールの把握と場面事でルールを把握していくことが重要になります。
事前ルールの声がけついては、「他のお客さんもいるため、走らない、見ている邪魔をしない」等になります。
事前に見通しを付ける発言をすることで、児童の中で行動の良し悪しの判断材料になります。
ルールを守って動物鑑賞!!
今年は卯年ということで、ウサギも見てきました
興味のあったムササビを見れて、スタッフに教えてくれてます!!
初めて、サイを見て大きさに驚いてます( ゚Д゚)
動物園に来た、記念撮影「ハイ、ポーズ(^.^)/~~~」
これからも社会と多くの接点が持てるようにお出かけイベントを組んでいきたいと思います。
以上、犬を飼いたいけどアレルギーで飼えない心理指導担当職員の栗木がお送り致しました。
昨年度も多摩動物公園に訪れているので、こちらもご覧ください。
2023年明けましておめでとう!お正月活動で元気いっぱい活動しよう!!
読者の皆様方、新年あけましておめでとうございます!
「夢を叶える就労トレーニング教室」通称:夢トレ教室です!
年が明け、3週間近くが経ちました。
今年もめじろ台教室では、児童のみんなが四季の感じられる活動を多く取り入れていきたいと思っています。
そこで今回は、お正月にまつわる活動について取り上げさせていただきます。
書初め、コマなどの室内活動で微細協調運動を
年初めに書初めは学校などでもよく取り上げられる活動であります。
書初めのお題は、今年の干支である「卯年」、幸せな一年になるようにという思いを込めて「福」の2つにさせていただきました!
お題は、児童自身に好きな字を選んで書いてもらうようにしました。
本教室の児童は活動日記などで文字を書く事には慣れている児童が多いです。
しかし、鉛筆のような硬筆ではなく、柔らかな軟筆には少しばかり苦戦している様子でした。
いつもと慣れない道具を使って、模写を行うことは微細協調運動であるため、手先の器用さを養う上で重要な活動になります。
また、半紙の中で、文字の長さを事前に予測する力で言えば、空間認識に関する力も養われます。
書初めをしている間は、お正月遊びで取り上げられるコマや少し前にはやりましたヨーヨーに取り組みました。
このお正月活動も書初めと同様に、微細協調運動であるため、手先の器用さにつながる活動となりました!
子どもは風の子、凧揚げで空間認識力を育てる!
外のお正月の活動と言えば、凧揚げですよねー!
めじろ台教室の近くには万葉公園という少し広めの公園があるため、その公園で元気いっぱい凧揚げをしてもらいました!
読者の皆さんの中で凧を電柱や木にひっかけた経験のある方はいらっしゃいますか?
広い高いものが何もない広場で凧揚げを行うことが理想ではあるものの、東京で暮らしているとなかなか難しいですよね(-_-;)
万葉公園の広場は比較的広いもののはやり木などが生い茂っているため、木にひっかかるリスクはあります。
そういう点から加味すると空間認知のスキルが非常に必要になる遊びでもあります。
また、木に引っかかるリスクを逆手に取り、児童にルールを守る練習の機会にもさせていただきました。
例えば、「○○の場所までは行ってはいけません」や「凧を持って走っていい箇所はこのエリアです」などの声がけになります。
今年も新年から四季にまつわる楽しい活動を行うことができました!!
また、児童の皆が活動に楽しく参加できるイベントを考えていきたいと思います。
以上、小さい時に凧を電柱かけ過ぎて親によく怒られていた心理指導担当職員の栗木がお送りしました。
下記に四季にまつわるイベントをリンクを貼らせていただきます。
年末の恒例イベント!高尾山の登山! もはや山登りベテラン児童ばかり??
こんにちは!
「夢を叶える就労トレーニング教室」通称:夢トレ教室です!
毎年の恒例行事になっている八王子市にある高尾山の山登りについて、今回は取り上げさせていただきます!
姉妹教室のイベント行事で始まった高尾山の登山ですが今回、数えて6回目になります!
八王子市は、前日までの天気予報で雨の予定でした!☂
雨で登れないか・・・!?と思われたのですが、自称、晴れ女(久保田先生)のおかげで(笑)
天気にも恵まれ、予定通り登山をすることができました!
また、以前こどもプラスで働いていた懐かしいスタッフさん含め、この日のためにたくさんのボランティアさん方もご参加下さいました!
↓出発の音頭をわれらの教室代表の児童が行ってくれました☆
準備が出来ればいざ出発!!
山登り経験豊富なめじろ台教室の児童!
めじろ台教室の児童は、姉妹教室である天神町教室とチャイルドブレイン東浅川教室出身の児童が大半を占めます!
そのため、高尾山の登山に関してはスタッフよりも詳しかったり、身軽に登っていく児童がとても多かったです!
トップ到着した児童の大半が、めじろ台教室。。。
やっぱり、中高生は体力がありますね(^^)
山登りと療育との関連について
中高生であることが、体力の有無には非常に影響しますが、この体力は運動療育に大きく影響していると思われます。
柳澤運動プログラムでは、「懸垂力」「支持力」「跳躍力」の3点を軸に運動メニューが組まれています。特に、登山に関しては、「跳躍力」に代表とされる脚の力が存分に発揮されるイベントとなりました。
また登山イベントは、基本的に安全面の考慮からスタッフとペアを組み登ることになります。
その際に、一方的に児童が自分のペースで登ってしまえば、安全面どころの問題ではなくなってしまいます。
そのため、スタッフが児童に合わせて登山するのはもちろんですが、時には児童もスタッフに合わせて登る事も要求されるわけです。
本教室では発達の偏りから、相手や周囲の状況に合わせることが苦手な児童も多く見受けられます。
そのため、他者状況を理解する力(協調性)をつける意味でも大変意味のあるイベントになったと思います。
本年もみんなと楽しく登山出来ればいいなーと思うばかりです!
以上、本教室の管理者(小高先生←雨女)が晴れ女になることを祈る栗木がお送りしました!
こどもプラス八王子3教室+相談支援 虐待防止研修実施しました
こんにちは。
八王子の八王子市の放課後等デイサービス、「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室です☆
11/18(金)にめじろ台教室で実施された「虐待防止研修」についてお届けします。
ぜひ最後までご覧ください。
風通しの良い職場を目指して、職員のスキルアップを目指す
今回の虐待防止研修は、めじろ台教室で実施され、姉妹教室のチャイルドブレインのスタッフが講師となり、実施されました。
最初の30分はテキストを使用して、障害者虐待防止法について学びました。
虐待には5つの種類がある事、身体拘束には3つの条件が揃っていないといけない事。
身体拘束はなるべく行わない方が望ましい事や、本人や家族の同意が必ず必要、そして時間はなるべく短い時間で行う事が鉄則だという事を改めて学ぶことが出来ました。

本日は3グループに分かれてグループディスカッションも行いました。
グループディスカッションでは、ある事例を読んで「不適切な対応や虐待と考えられる職員の対応や組織の問題点」それに対しての「今後の改善策」の2つを考えました。

事例に出てくる利用者Aさんは自閉症の知的障がい児で、雷などの大きな音が鳴るとパニックになって、事業所の外に飛び出してしまいそうになった為、職員が「体を抑えつけた」という記述がありました。
これは「身体拘束」に当たる為、事前会議などで「体を抑えつけるしか方法はなかったのか」
「パニックになる前に、声をかけて安心させてやれば良かったのではないか」など職員同士で連携を図っていく事が大事であると、意見が出ました。
身体拘束は、止むを得ない場合は仕方ないが、本来は本人や家族の同意が必要であり、事細かくなぜ身体拘束をしなければならないのかを説明するという義務があります。
そして身体拘束は、継続して行うものではなく、解除する事を目標に同意書が作られるのです。
上記にも、「身体拘束は3つの条件が揃わないといけない」と書きましたが、その3つと言うのが、
①切迫性→利用者本人や他利用者、職員の命に危険がさらされる時
②非代替性→身体拘束を行う他に何か方法が無いか検討して
③一時性→身体拘束その他の行動制限が一時的である事
この3つです。
事例に出てきた利用者Aさんは職員Dさんにべったりの状況であり、責任者から利用者Aさんの事を任せられており、1対1で対応をしていました。
そして別の日には、利用者Aさんは日頃からこだわりが強いため、食事以外の事に興味が行ってしまうと、食べるのが遅くなってしまいます。
それを職員Dさんは、「食べないなら片づけるよ」と言って、途中の食事を片づけてしまいました。
ここでいけないのは、Aさんの意思を聞かずに下げてしまったことです。
これを見た、新人の職員Bさんは疑問に思い、管理者に報告したところ、「そういうのは全部Dさんに任せているからね」という返答でした。
このような管理者には、今後一切Bさんは意見を言わなくなるでしょう。なぜなら自分の意見をまともに聞き入れようとしないからです。
本来事業所は、管理者は、「風通しの良い環境を作る」事が大事なのです。自分の意見を管理者や職場の仲間に気軽に言える、そんな環境でないとこのような「虐待」や「身体拘束」が防止されることはありません。
今回の研修では、
①風通しの良い職場づくり
②利用児童の気持ちに耳を傾ける
この2つがポイントであると思いました。
そして今後も「虐待」や「身体拘束」が起こらないように、定期的に研修を行い、「スタッフのスキルアップ」が大切であると学べました。
これからも定期的にスタッフの勉強会や研修会への参加をしていきたいと思います。
日々の療育の中でルーティンを!独自の方法で活動の振り返り【活動日記】
こんにちは!
八王子市の放課後等デイサービス、「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室です☆
今回は日々の活動の中でほぼ必ず行っている一日の振り返り、「活動日記」の記入について取り上げたいと思います。
日々の振り返り、活動日記を書こう!
本教室でいうところの「活動日記」は、、、これです!
↓(個人情報の観点から部分的に伏せさせていただいています)
構成としては、名前、その日の日付、活動内容について、頑張ったことや楽しかったことの記入、写真を貼る欄、活動日記に送付する書類等のチェック欄となっています。
その日の内容や児童の様子について、児童が具体的に書けない所に関しては、スタッフが青字で加筆させていただいていています。
姉妹教室である東浅川教室や天神町教室では、保護者の方へ連絡帳という形で、日々行った活動内容やお子様の様子についての報告、写真の添付等を主にスタッフが行っています。
本教室は姉妹教室上がりの児童が多いため、
「スタッフ(先生)たちが書いてたものを自分も書ける!書きたい!」「自分だって出来る!」といった自立や達成感を促せる活動にもなっています!
その為、写真もほとんど各児童自身で貼ってもらっています!
物の使い方、文字を書く、模写することに慣れよう!
本教室の利用児童の学習スキルや生活スキルの進度は非常に幅広いです。
そのため、鉛筆を持って何か文字を書く、模写することやスティックのりを使って写真を貼る、穴あけパンチと言ったことに慣れていない児童やも多いです。
まず活動日記を児童自身で完成させてもらうにあたり、各々目標を定めています。
その例として、6つ程挙げさせていただきます!
①鉛筆、スティックのり、穴あけパンチなどを正しく使い、使用道具に慣れよう!
几帳面な児童は、ハサミを使って写真の余白をキレイに切り取ろうとしてくれる子もいます
②自分の名前や日にち(数字)を書いてみよう!
③紙に薄く印字した文字(活動内容)をなぞり書きしてみよう!
④なぞり書きなしで、自分で活動日記を書いてみよう!
⑤習ったことある漢字などを駆使して文を書いてみよう!
⑥活動日記のチェックをスタッフにお願いしよう!(作業終了の報告をしよう!)
これらの目標は児童それぞれによって全く異なるため、児童の進度に合わせて活動日記を作成させていただいています。
また、スタッフがどの程度お手伝い(補助)や声掛けをするかも各児童によって変えています。
自分の考え、気持ちに注目を向かせる!
発達に偏りのある場合、関心が向かう観点は散漫になりやすく、とても自分の考えや気持ちに向き合うことが難しいです。
必ず一日の最後に、自分がやったことに関心を向かせることで、自分のやったことを振り返る力(反省)を伸ばすことができます。
他の力としても、集中力の向上、やるべきことの明確化、ビジョントレーニング等々につながると思われます。
また活動の最後に組み込むことで、気持ちを落ち着かせる時間(クールダウン)にもなります!
以上が、活動日記の取り組みになります!
日本の識字率は世界の中でもトップクラスであるというお話をどこかで聞いたことがあるかもしれません。
これを言い換えれば、日本で生きるためにはある程度、読み書きできることが当たり前とされていると言っても過言ではありません。
児童が日々、少しづつ文字を書いたり、読んだりする力が向上するように活動日記を通じて支援させていただきます!!
以上、元文学部出身の心理指導担当職員、栗木がお送りいたしました。
生活自立訓練!服畳み、掃除道具の使い方、身近なことから””できる””を増やしていこう!
こんにちは!
八王子市の放課後等デイサービス、「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室です☆
本日は療育で取り入れている自立訓練!!
服畳みと掃除練習について紹介したいと思います!!
身の回りのことを出来るようになるために
身の回りのことをやるって、、、
正直に言えば、めんどくさいですよね(-_-;)
皆さんも日々、家で洗濯やお皿を洗ったり、道具の片付けなどめんどくさい身の回りのことをやっていると思われます。
しかし、その気になれば出来てしまうことも多いと思います。
それは、なぜか???
発達に偏りのある児童にとって、見通しがつかないと今やりたいことに囚われてしまうことが多いです。
例えば、宿題の期限が迫っている場合で考えてみると
宿題の期限が迫っている
↓
宿題を出さない
↓
宿題を出さないと成績が下がってしまう
↓
成績が悪いと進路に影響を受けてしまうなどなど
このように、障がい児はこの後、何が待ち受けているかを予測することが苦手である場合が多いです。
療育ではやった行動の結末を予想してもらう声がけなど行います(例えば片付けが出来なければ、この後どうなるかな)
それらが難しい児童には決められた時間の中でやる事を明確化し、児童の中でルーティンにさせること。
もしも今やっていることから抜け出せない場合は、時間を決めて終わらせるように約束させることなどを行います。
こういった支援の中で身の回りのこと、小さなところから一つづつできるようになることが自立や自信に繋がります。
ステップを踏んで、服を畳んでみよう
中高生になると、学校で制服を着るようになります。
そのため教室に着くと制服から療育のため活動着に着替えるといったステップを踏まなければなりません。
高校生ぐらいになると着替え、服畳みまでが習慣化され、スムーズに出来るようになることも多いです。
しかし着替えをスムーズに行うことが難しい児童も、ちらほら見受けられます。
そこで服畳み練習を実施してみました!
今回は運動などで使用するビブスを使って、服を畳んでもらいました。
掃除をしてみよう!まずは掃除道具の使い方から
服の畳み練習以外にも生活自立の訓練として児童と一緒に教室の掃除を行ったりします。
めじろ台教室の一日療育の日は、活動終わりに掃除の時間を設ける日が多いです。
児童自身が使った教室を児童自身で片付けるといった生活自立根差しています。
以前、掃除に関するブログも投稿しているので、コチラもよければご参照ください👍
掃除は拭き掃除、吐き掃除、ゴミを袋に詰めるなど様々です。
これらの掃除をする際に、もちろん道具を使いますので、掃除道具の使い方についておさらいを行いました。
児童のレベルに合わせて〇×クイズなどを用いて、正しく掃除道具を利用できるように支援させていただきました。
身近な大人が普段やってくれている生活面ことについて
児童自身が「自分でも”できた”」と思えることで達成感や自己効力感を感じやすくなると思われます!
これからも生活自立と児童が達成感が感じられる療育を提供できるように頑張りたいと思います(‘◇’)ゞ
以上、お掃除は苦手な心理指導担当職員の栗木がお送り致しました<(_ _)>
社会性を身に付けながら持久力もアップ!ハイキング&ピクニック①
こんにちは!
こどもプラスが運営する八王子市の放課後等デイサービス「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」です(^▽^)/
教室が開所して初めての春休み🌸🌸🌸
この春で卒所する児童もおり、皆の良い思い出にもなればと思い、この日はハイキング&お花見ピクニックに出かけました!
長距離を歩くことで持久力が養われます!
今や外で遊ぶ場所が減り、外で遊ぶ機会も減り「あそび」と言えば”お家でゲーム”の子も少なくありません。
めじろ台教室では、学校や自宅から教室まで、歩いて自主通所している児童もいますが、基本的には車での送迎を行っております。また支援学校ではバスでの送迎もあります。
歩く機会が減り、運動不足が深刻なのは大人も子どもも同様で、現代社会において仕方のない事なのかもしれません。
だからこそ、こどもプラスでは体を動かす運動あそびを実施していますが、教室内の運動以外にも野外活動として、公園遊びや登山、散歩やジョギング、ハイキングなども定期的に行い体力向上に努めています!
ハイキングの良いところは、単発で行う運動と違い、長い距離を歩くことで「運動を長く続けられる”持久力”」を高めることができるところですね(^▽^)/
普段、運動不足だったり歩き慣れていない子は、年齢に関係なく少しの距離を歩いただけですぐに疲れを感じバテてしまいます。
この日は、めじろ台の教室から乗り物には一切乗らず、往復約5、4kmの道のりを全員がしっかり歩き切りました!途中、急な坂もありましたが、休憩をはさみながら皆頑張りました!
集団行動や交通のルールを守り、周囲に合わせることで社会性が育まれます
ハイキングを行う上での狙いは他にもあります。
それは「ルールを守り社会性を身に付けること」です。
当然のことながら、児童それぞれの運動能力には差があり、問題なく歩ける子もいれば、最後まで歩けるか心配な子もいました。
体力的に、また身体的に歩き切れるか心配な児童のことも考え、教室に留守番スタッフを配置し、いざという時は車を出せるよう万全の体制で臨みました。
結果的に全員問題なく歩くことが出来て、皆達成感に満ちた顔でしたが、歩くスピードがそれぞれ違う中で、歩くのが早い子は後ろと距離が離れた時には待ってくれて、歩くのがゆっくりな子は「皆に追いつかなきゃ!」と自主的に頑張って少し早く歩く姿も見られ、一人一人が”周囲にペースを合わせる”ことを考えながら歩いてくれたことに成長を感じました!
こうした積み重ねが、後々、”協調性も持つ”ことに繋がっていきます。
また、道中ガードレール等が無く、歩道がはっきりとしない細い道なども通ります。
発達障がいの特性でもある「こだわり」がある子で、例えば車が大好きな子は、車が通る度に自ら車に寄って行こうとする子もいるでしょう。
外を歩く際、周囲からの様々な音や刺激に反応し、興奮したりパニックを起こす可能性も考えられます。
スタッフが安全を確保するのは当然ですが、だからと言ってもう手を繋いで歩くことはしません。
自分で交通ルールやマナーを意識し歩く訓練の意味でも、道を歩く際の約束事をいくつか事前に決めて歩きました。
しばらく歩く内に、高校生児童の中には「後ろから車がくるよ!」と皆に声を掛けてくれる子もおり、自分のことだけでなく、周りのことも気に掛けている姿が頼もしかったです!
全員が、ルールを守って安全に歩けたおかげで、目的地「殿入中央公園」に無事到着しました!
K君、到着してほっと一息・・・(⌒∇⌒)
次回は、殿入り中央公園でのピクニックの様子などをお伝えします♪♪【つづく】
手洗いマスターになるぞ!
こんにちは!
こどもプラスが運営する八王子市の放課後等デイサービス
夢を叶える就労トレーニング 八王子教室の一ノ宮です。
今回はめじろ台教室でおこなっている手洗い練習の様子をお伝えします(^▽^)/
今のご時世、手洗いは本当に欠かすことのできない大事な習慣ですね!
手洗いは洗い方がとても大切です。
ただ、発達障害を持つお子さんの中には「手をよく洗って」「しっかり丁寧に手を洗って」などと伝えても、「よく洗う」「しっかり洗う」がどういう事なのか、伝わらない事ありますよね?
ダウン症やADHD(注意欠陥・多動症)、ASD(自閉症スペクトラム)などの障害に関係なく、こういった【曖昧】な伝え方では理解できない児童は少なくありません。
そこで当教室では、定期的に「手の正しい洗い方」について皆で学んで実践しています!
まずは正しい手の洗い方についてスタッフがお手本を見せながら、ビオレUの『あわあわ手あらいのうた』の動画を見て、どのように洗うのか全員で確認します!
動画を見ている時に、どの子も自然と手を動かして
どのように洗うのか練習していました☺
動画の歌が気に入ったみたいで「あわあわ~🎵」と歌いながら
楽しそうに練習しています!
動画を見た後はみんなで歌いながら洗い方練習です!
亀さんや狼さんなど、子どもたちもよく知っている動物が歌詞に入っており、
「亀さん~狼さん~♪」と口ずさみながら練習をしていました。
次はいよいよ実践です!
この時、具体的に「ハンドソープは2回押す」や「ペーパータオルは1回の手洗いに2枚まで」など、なるべく具体的に伝えます!
そして一人ずつ前にでて手洗いの様子をお披露目です!
Kさんは「石鹼は2プッシュして洗うよ!」とどのぐらい石鹼を
使えばよいのか分かりやすく伝えてくれました!
Tさんはしっかりと手首の方まで「つかまえた」のポーズをして
ゴシゴシと洗っていました🌟
手のひらや爪の部分は忘れがちですが、
実践のときも練習した歌を思い出して
指の間や、手の甲など細かいところも歌の通り洗うことが出来ていました!
手洗いの際に手遊びのような要素を取り入れることで、子どもたちも楽しく手洗いをすることができました。
楽しいと感じることが毎日の習慣にもつながっていくと思います。
これからもスタッフはもちろん、子供たち自身も自らすすんで身の周りの衛生管理が出来るよう取り組んでいきたいと思います!