こんにちは
八王子市の放課後等デイサービス
夢を叶える就労トレーニング 八王子教室です。
今回は教室の日々の活動をご紹介します。
中学生・高校生の子どもたちに「自分のことは自分でできるようになる」
という観点のもと、事業所から自宅に帰る前に事業所の清掃をしています。
玄関の前をほうきとちり取りで掃除しています。
これ実は結構難しいんです。
①左右別々の動きをしなければならない
(右手は動かして、左手は固定している。)
②ちり取りの中にゴミを入れなければならない
(ほこり等は、そっと入れる/小石などの重いものだと少し強め)
③ちり取りに入れたゴミを落とさないようにバランスをとる
などなど、実はこの掃除一つでも、子どもたちの発達段階の状態を
確認することができます。
①左右別々の動きができなければ・・・
・ご飯を上手に食べることがむずかしい(お茶碗持ってお箸持って…)
・洋服のボタンを留めることがむずかしい(右手左手それぞれ別の動き)
②力加減ができなければ・・・
・お友達を呼ぶのに叩く力加減が難しい
・キャッチボールが距離に応じて力加減が難しい
・筆圧がずっと強い
③バランスをとる
・転びやすい
・持っているものを落としやすい
・ぶつかりやすい
・姿勢が崩れやすい
自閉症スペクトラム(ASD)の児童の特性ともリンクしてきますね。
掃除をただするだけではなく、上記のように児童の感覚を見るためにも
支援の一環として取り組んでいます。
でも子どもたちは・・・
雑巾がけ競走などをしながら楽しんでやっています^^
この姿勢も踏ん張る力や腹筋などの体幹がないとできません。
掃除機を細かなところまでしてくれるなど生活力が向上しています。
「家でも掃除をしてくれるようになりました。」
「家でも皿洗いしています。」
と嬉しい保護者からのお声も頂いています。
事業所(教室)で実施していることが、自宅でもできるようになることが
この取り組みの狙いの一つでもあります。
支援でとどまるのではなく、別場面でもできるようになること
それが子どもたちの自立の一歩です。
今回は以上です。
暑い日もあれば、雨が急に降る夏っぽい感じも続いています。
楽しみながら活動していければと思います。
また夏休みの取り組み報告します。
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