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めじろ台教室の特色のグループ別活動!! 療育部屋の活用方法と視覚支援について
こんにちは!
「夢を叶える就労トレーニング教室」通称:夢トレ教室です!
今回は、めじろ台教室の療育部屋の活用方法について取り上げさせていただきます。
空間や場所で区切る療育
めじろ台教室では、部屋が大きく分けると現在、4つあります。
誰が見て分かりやすく、視覚的に理解しやすいように
ピンク部屋(相談室)
黄色部屋
青部屋
以上のような色による分類を行っています。
また、児童全体で活動が行える部屋、大部屋もあります。
めじろ台教室の療育では、グループ別に活動を行う理由が多いです。
その理由は児童の発達的な進度にバラつきがあり、登所児童のニーズに出来るだけ近い支援を提供するためにグループ別の活動を行っています。
しかし、もう一つグループ別の活動を行う意味があります!
それは児童がやるべきこと、場所、時間で整理ということです。
例えば、このような経験はないでしょうか。
学校の授業、あるいは会社の会議などを仕切りのない場所で行った時に
違う班、グループで話している内容が耳に入って来て集中することが難しい。。。
やらないといけないことが頭に入ってこない( ;∀;)
私たちの脳は五感を駆使して情報を収集しますが
特に話し合いなどの場合、聴覚的な情報が優先的になりやすいです。
特に自閉スペクトラムの特性を持つ児童は聴覚過敏の影響から注意の持続が困難になってしまうことが多々見受けられます。
そのため、一つの活動に集中してもらうという意味でも部屋を分けています。
また他にも気持ちの切り替えが上手く行かないため、クールダウンを行うため
活動への意欲が沸かない、人込みが嫌で1人になりたいときなど使用されます。
以上の点から多義的に部屋を活用することが出来ます!
視覚支援のためのカードの活用
4つの部屋では、それぞれ何を行うかを端的に分かりやすいこのような視覚支援カードを用いて、療育を行います。
これまでのブログで多く書かせていただきました「見通し」に関しての苦手さを感じる児童への配慮として、
声がけ等については挙げさせていただきましたが
例えば、療育開始時には、
「誰が(児童、スタッフ)」「どのような(療育)」「どこ(療育部屋)」「どれほど(時間)」を分かりやすい形で声がけをしていますが
グループ別の活動では特に「どこ(療育部屋)」「どのような(療育)」を児童に伝達することが大切になります。
以上が療育部屋の活用方法と視覚支援になります。
療育に入る前に児童が安心して参加できる環境づくりを今後とも目指していきたいです。
以上、めじろ台教室ぐらい大きな部屋に住みたい心理指導担当職員、栗木がお送り致しました。
2023年明けましておめでとう!お正月活動で元気いっぱい活動しよう!!
読者の皆様方、新年あけましておめでとうございます!
「夢を叶える就労トレーニング教室」通称:夢トレ教室です!
年が明け、3週間近くが経ちました。
今年もめじろ台教室では、児童のみんなが四季の感じられる活動を多く取り入れていきたいと思っています。
そこで今回は、お正月にまつわる活動について取り上げさせていただきます。
書初め、コマなどの室内活動で微細協調運動を
年初めに書初めは学校などでもよく取り上げられる活動であります。
書初めのお題は、今年の干支である「卯年」、幸せな一年になるようにという思いを込めて「福」の2つにさせていただきました!
お題は、児童自身に好きな字を選んで書いてもらうようにしました。
本教室の児童は活動日記などで文字を書く事には慣れている児童が多いです。
しかし、鉛筆のような硬筆ではなく、柔らかな軟筆には少しばかり苦戦している様子でした。
いつもと慣れない道具を使って、模写を行うことは微細協調運動であるため、手先の器用さを養う上で重要な活動になります。
また、半紙の中で、文字の長さを事前に予測する力で言えば、空間認識に関する力も養われます。
書初めをしている間は、お正月遊びで取り上げられるコマや少し前にはやりましたヨーヨーに取り組みました。
このお正月活動も書初めと同様に、微細協調運動であるため、手先の器用さにつながる活動となりました!
子どもは風の子、凧揚げで空間認識力を育てる!
外のお正月の活動と言えば、凧揚げですよねー!
めじろ台教室の近くには万葉公園という少し広めの公園があるため、その公園で元気いっぱい凧揚げをしてもらいました!
読者の皆さんの中で凧を電柱や木にひっかけた経験のある方はいらっしゃいますか?
広い高いものが何もない広場で凧揚げを行うことが理想ではあるものの、東京で暮らしているとなかなか難しいですよね(-_-;)
万葉公園の広場は比較的広いもののはやり木などが生い茂っているため、木にひっかかるリスクはあります。
そういう点から加味すると空間認知のスキルが非常に必要になる遊びでもあります。
また、木に引っかかるリスクを逆手に取り、児童にルールを守る練習の機会にもさせていただきました。
例えば、「○○の場所までは行ってはいけません」や「凧を持って走っていい箇所はこのエリアです」などの声がけになります。
今年も新年から四季にまつわる楽しい活動を行うことができました!!
また、児童の皆が活動に楽しく参加できるイベントを考えていきたいと思います。
以上、小さい時に凧を電柱かけ過ぎて親によく怒られていた心理指導担当職員の栗木がお送りしました。
下記に四季にまつわるイベントをリンクを貼らせていただきます。
年末の恒例イベント!高尾山の登山! もはや山登りベテラン児童ばかり??
こんにちは!
「夢を叶える就労トレーニング教室」通称:夢トレ教室です!
毎年の恒例行事になっている八王子市にある高尾山の山登りについて、今回は取り上げさせていただきます!
姉妹教室のイベント行事で始まった高尾山の登山ですが今回、数えて6回目になります!
八王子市は、前日までの天気予報で雨の予定でした!☂
雨で登れないか・・・!?と思われたのですが、自称、晴れ女(久保田先生)のおかげで(笑)
天気にも恵まれ、予定通り登山をすることができました!
また、以前こどもプラスで働いていた懐かしいスタッフさん含め、この日のためにたくさんのボランティアさん方もご参加下さいました!
↓出発の音頭をわれらの教室代表の児童が行ってくれました☆
準備が出来ればいざ出発!!
山登り経験豊富なめじろ台教室の児童!
めじろ台教室の児童は、姉妹教室である天神町教室とチャイルドブレイン東浅川教室出身の児童が大半を占めます!
そのため、高尾山の登山に関してはスタッフよりも詳しかったり、身軽に登っていく児童がとても多かったです!
トップ到着した児童の大半が、めじろ台教室。。。
やっぱり、中高生は体力がありますね(^^)
山登りと療育との関連について
中高生であることが、体力の有無には非常に影響しますが、この体力は運動療育に大きく影響していると思われます。
柳澤運動プログラムでは、「懸垂力」「支持力」「跳躍力」の3点を軸に運動メニューが組まれています。特に、登山に関しては、「跳躍力」に代表とされる脚の力が存分に発揮されるイベントとなりました。
また登山イベントは、基本的に安全面の考慮からスタッフとペアを組み登ることになります。
その際に、一方的に児童が自分のペースで登ってしまえば、安全面どころの問題ではなくなってしまいます。
そのため、スタッフが児童に合わせて登山するのはもちろんですが、時には児童もスタッフに合わせて登る事も要求されるわけです。
本教室では発達の偏りから、相手や周囲の状況に合わせることが苦手な児童も多く見受けられます。
そのため、他者状況を理解する力(協調性)をつける意味でも大変意味のあるイベントになったと思います。
本年もみんなと楽しく登山出来ればいいなーと思うばかりです!
以上、本教室の管理者(小高先生←雨女)が晴れ女になることを祈る栗木がお送りしました!
日々の療育の中でルーティンを!独自の方法で活動の振り返り【活動日記】
こんにちは!
八王子市の放課後等デイサービス、「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室です☆
今回は日々の活動の中でほぼ必ず行っている一日の振り返り、「活動日記」の記入について取り上げたいと思います。
日々の振り返り、活動日記を書こう!
本教室でいうところの「活動日記」は、、、これです!
↓(個人情報の観点から部分的に伏せさせていただいています)
構成としては、名前、その日の日付、活動内容について、頑張ったことや楽しかったことの記入、写真を貼る欄、活動日記に送付する書類等のチェック欄となっています。
その日の内容や児童の様子について、児童が具体的に書けない所に関しては、スタッフが青字で加筆させていただいていています。
姉妹教室である東浅川教室や天神町教室では、保護者の方へ連絡帳という形で、日々行った活動内容やお子様の様子についての報告、写真の添付等を主にスタッフが行っています。
本教室は姉妹教室上がりの児童が多いため、
「スタッフ(先生)たちが書いてたものを自分も書ける!書きたい!」「自分だって出来る!」といった自立や達成感を促せる活動にもなっています!
その為、写真もほとんど各児童自身で貼ってもらっています!
物の使い方、文字を書く、模写することに慣れよう!
本教室の利用児童の学習スキルや生活スキルの進度は非常に幅広いです。
そのため、鉛筆を持って何か文字を書く、模写することやスティックのりを使って写真を貼る、穴あけパンチと言ったことに慣れていない児童やも多いです。
まず活動日記を児童自身で完成させてもらうにあたり、各々目標を定めています。
その例として、6つ程挙げさせていただきます!
①鉛筆、スティックのり、穴あけパンチなどを正しく使い、使用道具に慣れよう!
几帳面な児童は、ハサミを使って写真の余白をキレイに切り取ろうとしてくれる子もいます
②自分の名前や日にち(数字)を書いてみよう!
③紙に薄く印字した文字(活動内容)をなぞり書きしてみよう!
④なぞり書きなしで、自分で活動日記を書いてみよう!
⑤習ったことある漢字などを駆使して文を書いてみよう!
⑥活動日記のチェックをスタッフにお願いしよう!(作業終了の報告をしよう!)
これらの目標は児童それぞれによって全く異なるため、児童の進度に合わせて活動日記を作成させていただいています。
また、スタッフがどの程度お手伝い(補助)や声掛けをするかも各児童によって変えています。
自分の考え、気持ちに注目を向かせる!
発達に偏りのある場合、関心が向かう観点は散漫になりやすく、とても自分の考えや気持ちに向き合うことが難しいです。
必ず一日の最後に、自分がやったことに関心を向かせることで、自分のやったことを振り返る力(反省)を伸ばすことができます。
他の力としても、集中力の向上、やるべきことの明確化、ビジョントレーニング等々につながると思われます。
また活動の最後に組み込むことで、気持ちを落ち着かせる時間(クールダウン)にもなります!
以上が、活動日記の取り組みになります!
日本の識字率は世界の中でもトップクラスであるというお話をどこかで聞いたことがあるかもしれません。
これを言い換えれば、日本で生きるためにはある程度、読み書きできることが当たり前とされていると言っても過言ではありません。
児童が日々、少しづつ文字を書いたり、読んだりする力が向上するように活動日記を通じて支援させていただきます!!
以上、元文学部出身の心理指導担当職員、栗木がお送りいたしました。
カフェおやつでスキルアップ!コミュニケーション力を養いつつ就労体験!
こんにちは!
こどもプラスが運営する八王子市の放課後等デイサービス「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室!?です☆
今年の夏も毎日暑い日が続きましたが、夏休みも夢トレ教室の子ども達は変わらず元気に過ごすことができました!
また様々なイベントも楽しみ、とても思い出に残る夏休みとなりました(^▽^)/その中でも、子ども達からも保護者様からも大好評だったイベントの一つをご紹介!
カフェ店員になって楽しく接客やおもてなしを学ぼう!
普段、おやつの提供はありませんが、夏休みのある1週間を特別に「おやつ週間」にし、おやつを食べたのですが、ここは【就労トレーニング教室】!!
ただ提供するのではなく、教室をカフェにして、児童を順番にお客様役と店員役に分け注文やオーダーをとる練習をしてもらいました!
特に店員さん役はやる事がたくさん!!
①お客様が来たら「いらっしゃいませ」と言う
②お客様を席にご案内してメニューを出す
③お客様の注文が決まったらオーダーをとる
④厨房(別室)へ行って注文のお菓子や飲み物を用意する
⑤注文を受けたテーブル(お客様)へお菓子を運ぶ
⑥お客様が食べ終わったら片付けや会計をする。
⑦お客様が帰る時「ありがとうございました」と言う
ざっくりした手順でもこれだけのことを覚えたり意識して動くのは、とても大変なことです。
一方、発達障がいの中でも代表的な特性として短期記憶が苦手、同時に複数の事をこなすのが苦手、他者とのコミュニケーションが苦手、じっとしていられない、、、等々ありますが、そういった中で「接客」というのは、更にハードルが高いことかもしれません。
でも大丈夫!!うまくいかなくて当然(^^)いつも一緒に過ごすお友達との「ごっこ遊び」感覚で楽しみつつ、こういった経験を積むことが重要なのです!事前にルールや手順などを説明し、スタッフ同士で実演しお手本も見せたうえで楽しく取り組んでもらいました♪
この「お手本を見せる」ことも理解が難しい子に対しては特に重要です。人は、目からの情報取得が8割とか、耳からの情報のおよそ600倍とも言われていますが、特に自閉スペクトラム症(ASD)の方には日頃から視覚支援を意識しています。
皆で役割分担して協調性を育む!
カフェおやつをやってみると、子ども達それぞれの特性や得意・不得意が見えてくることがあります。
例えば、記憶するのは苦手だけど愛想良くコミュニケーションを取るのが上手な子もいれば、一見不愛想な感じに見えるけどやる事はテキパキとミスなくできる子もいます(^^)
店員さん役の時は、確かにやることも多く大変ですが、スタッフも横で助けながら、皆それぞれの得意分野を活かし、フォローしあってひとつのチームのように協力できたことが素晴らしかったです!
このカフェのために、オリジナルでメニュー表とオーダーシートも作りました!
一生懸命お客さんの注文を聞いてオーダーシートに書き込んでますね(o^―^o)
感染予防の観点からも、今回お菓子類は全て個包装のもの。また店員さん役は、消毒やマスクはもちろんですが、エプロンや三角巾、手袋の着用も徹底しました。
オーダーシートを確認し、間違えないよう注文されたお菓子を皿に準備!
飲み物もあるので、コップから溢れない、でも少なすぎないちょうどよい量に注ぎます!「ちょうどよい」なんて曖昧なことは発達障がいをもつ子にとっては難しいところですが、ここはあえて線など目印は書かずにやってもらったのですが、なんと!なんと!
まさに「ちょうどよい量」で注ぐことができる子が多く感動しました!!!
そして、お菓子を落としたり飲み物をこぼさないよう、慎重に配膳してくれました☆
これは手足の動きや曲げ伸ばしなどを感じる固有受容覚や、身体の傾きやスピードを感じる前庭覚が整理できていないと難しいことです。
テーブルに置く時、お手本を思い出して「お待たせしました」「ごゆっくりどうぞ」など気遣いの言葉を掛けることが出来る子も☆
またお客様役の子達も静かに待ち、あたたかく見守ってくれています(^^)
お客様役も勉強!飲食店でのマナーやお金の支払いについて学ぶ!
お客様にもルールやマナーがあります!
最近の飲食店ではタブレット注文なども増えていますが、夢トレのカフェはコミュニケーション重視で、注文が決まったら自分から「すみませ~ん!」や「注文お願いします!」など、店員さんを呼んでもらいます!
自分の欲しい(食べたい)ものを選択肢の中から選ぶことも、それを相手にわかるように伝えることも、日常生活を送るうえで必要なスキルです。
食べた後は店員さんがテーブルに置いて行ったオーダーシートを持って会計へ!
今回はちょうど100円という理解しやすい金額で統一しましたが、お金の勉強は日々様々なやり方で経験してもらっているので、また別の記事でご紹介します☆
ここでも、店員さん役は「ありがとうございました」お客さん役は「ごちそうさまでした」など、気遣いの言葉を伝える練習をしました!
店員さん役も楽しんで取り組んでくれた子が多く、おやつも食べられるので「またやりたい!」という声が多数!実はこのカフェおやつ、昨年の夏休みも実施したので、それを覚えており最初からやる気満々の子や、自分で予習をしてきていた子もいたのです☆
アレンジを加えながら、これは恒例のイベントになりそうな予感・・・♡♡
昨年の夏休みイベントの様子も一部ご紹介しています!是非ご覧ください☆↓↓↓
社会性を身に付けながら持久力もアップ!ハイキング&ピクニック①
こんにちは!
こどもプラスが運営する八王子市の放課後等デイサービス「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」です(^▽^)/
教室が開所して初めての春休み🌸🌸🌸
この春で卒所する児童もおり、皆の良い思い出にもなればと思い、この日はハイキング&お花見ピクニックに出かけました!
長距離を歩くことで持久力が養われます!
今や外で遊ぶ場所が減り、外で遊ぶ機会も減り「あそび」と言えば”お家でゲーム”の子も少なくありません。
めじろ台教室では、学校や自宅から教室まで、歩いて自主通所している児童もいますが、基本的には車での送迎を行っております。また支援学校ではバスでの送迎もあります。
歩く機会が減り、運動不足が深刻なのは大人も子どもも同様で、現代社会において仕方のない事なのかもしれません。
だからこそ、こどもプラスでは体を動かす運動あそびを実施していますが、教室内の運動以外にも野外活動として、公園遊びや登山、散歩やジョギング、ハイキングなども定期的に行い体力向上に努めています!
ハイキングの良いところは、単発で行う運動と違い、長い距離を歩くことで「運動を長く続けられる”持久力”」を高めることができるところですね(^▽^)/
普段、運動不足だったり歩き慣れていない子は、年齢に関係なく少しの距離を歩いただけですぐに疲れを感じバテてしまいます。
この日は、めじろ台の教室から乗り物には一切乗らず、往復約5、4kmの道のりを全員がしっかり歩き切りました!途中、急な坂もありましたが、休憩をはさみながら皆頑張りました!
集団行動や交通のルールを守り、周囲に合わせることで社会性が育まれます
ハイキングを行う上での狙いは他にもあります。
それは「ルールを守り社会性を身に付けること」です。
当然のことながら、児童それぞれの運動能力には差があり、問題なく歩ける子もいれば、最後まで歩けるか心配な子もいました。
体力的に、また身体的に歩き切れるか心配な児童のことも考え、教室に留守番スタッフを配置し、いざという時は車を出せるよう万全の体制で臨みました。
結果的に全員問題なく歩くことが出来て、皆達成感に満ちた顔でしたが、歩くスピードがそれぞれ違う中で、歩くのが早い子は後ろと距離が離れた時には待ってくれて、歩くのがゆっくりな子は「皆に追いつかなきゃ!」と自主的に頑張って少し早く歩く姿も見られ、一人一人が”周囲にペースを合わせる”ことを考えながら歩いてくれたことに成長を感じました!
こうした積み重ねが、後々、”協調性も持つ”ことに繋がっていきます。
また、道中ガードレール等が無く、歩道がはっきりとしない細い道なども通ります。
発達障がいの特性でもある「こだわり」がある子で、例えば車が大好きな子は、車が通る度に自ら車に寄って行こうとする子もいるでしょう。
外を歩く際、周囲からの様々な音や刺激に反応し、興奮したりパニックを起こす可能性も考えられます。
スタッフが安全を確保するのは当然ですが、だからと言ってもう手を繋いで歩くことはしません。
自分で交通ルールやマナーを意識し歩く訓練の意味でも、道を歩く際の約束事をいくつか事前に決めて歩きました。
しばらく歩く内に、高校生児童の中には「後ろから車がくるよ!」と皆に声を掛けてくれる子もおり、自分のことだけでなく、周りのことも気に掛けている姿が頼もしかったです!
全員が、ルールを守って安全に歩けたおかげで、目的地「殿入中央公園」に無事到着しました!
K君、到着してほっと一息・・・(⌒∇⌒)
次回は、殿入り中央公園でのピクニックの様子などをお伝えします♪♪【つづく】
教室でブームの凧揚げ!社会性や感覚も養える運動遊びのご紹介
こんにちは!こどもプラスが運営する八王子市の放課後等デイサービス夢を叶える就労トレーニング 八王子教室の一ノ宮です。
1月の年明けから、めじろ台教室でブーム(?)☻となっているのが凧あげです!
凧あげというと、お正月がイメージされますが、お正月に限らず子どもたちは元気に楽しんでおりました❣ 天気も晴天☀ 絶好の凧あげ日和です!
大きな公園でのびのび運動
ホワイトボードに書いてあるその日のスケジュール予定を確認して「外うんどう」や「公園あそび」という文字を見つけると「やった~!凧あげできる!」と、なぜか【外=凧あげもOK】と子どもたちの中で変換されておりとても喜んでいました(笑)
凧あげをする時には、教室から歩いて10分程のところにある万葉公園へ出かけます。遊具もありますが、別で広場になっているところもあり、思いっきり走れる素敵な公園です!
空高く上がる凧にみんな釘付けです(^▽^)/
凧あげが大好きなUさんは凧を持つと元気いっぱいに公園の中を走っていました(o^―^o)
凧あげが始まると、他の友だちも「頑張れ~!」と応援していました。
凧あげで養われる様々な感覚
凧あげって、実はうまくあげるには感覚的な部分で『コツ』がいるので、発達障がいを持つお子さんの中でも特に距離感を掴むのが苦手な子や感覚鈍麻(感覚がにぶい)子には更に難しい(でも様々な力が養われる)遊びですよね!
まず、凧を空高く上げるためには一番最初は思いっきり走って凧を風に乗せる必要があるため、体力(特にスタートダッシュできるような瞬発力)が必要ですね!
また、凧との距離が離れている中で、糸を微調整しがら空中にキープできるよう体の向きや位置など距離感を掴む必要があるため空間認知力も養われます。
もちろん、うまくいく時もあれば失敗してしまう時もあります!
でもこの失敗と成功の繰り返しで、「どうしたら凧がうまくあがるのか」を自然と覚えていくのです(^▽^)/
凧あげは社会性も身につく遊び!
Hさんは自分の凧を持ってきてくれました!
かっこいい柄の凧に他の友だちも気になって眺めていましたが、貸し借りもトラブルなく行えていました(^▽^)/
慣れてくると、凧をあげる時に
どの位置からスタートすればよいのかコツを掴んでいました!
そして驚いたのは、何度か公園に出向くうちに、凧が落ちないように走り続けて、そのままバトンパスのように友だちに渡している子もいました🌟
さらに、凧をあげる順番を子どもたち同士で声をかけあって自然とルールを守れていました!
風が強い時には、
公園の木に凧が引っかかってしまわないように周りをよく見たり、
凧あげ中のお友達に「木があるから気をつけて!」と、順番待ち中の子が声をかけていました(*’ω’*)
皆で一つも物を使って遊ぶと、自分だけでなく相手のことも気遣う社会性も身に付きますね!
子どもたち自身が試行錯誤しながら「どうしたらお友達と仲良く凧あげを楽しめるか」を考えて遊べていたことに嬉しくなります!
凧あげひとつでこんなにも楽しく遊べて、様々な成長を発見できる機会になるとは想像以上でしたが、
これからも、柳沢運動プログラムでの運動療育はもちろん、他にも自然と社会性や運動能力が身に付くあそびをどんどん提供していきたいと思います!
いつもありがとう☆放課後等デイサービス夢を叶える就労トレーニング教室八王子
こんにちは。
こどもプラスが運営する八王子市の放課後等デイサービス
夢を叶える就労トレーニング 八王子教室です。
学校のお迎えや自宅、お出かけ等で乗っている教室の車(^_-)-☆
感謝の気持ちを込めて、洗車をしました!
雑巾を畳んで、外側を拭きます。
どのくらいの力で汚れが拭き取れるだろう?
ここも汚れてる!と力加減や気づきも大切です。
次は、車内の掃除です。
掃除機を使って、マットの下までゴミを吸い上げます。
乗っている時は気づかなかった所も、よ~~く見て細かい部分も掃除できていました。
最後はガソリンを入れます!
カードを照らして~
給油!
Sさんは、将来免許をとって車を運転したいそうです^^
道路標識も勉強しています。
将来に向けて、良い経験ができましたね\(^o^)/
全体を見る視野、焦点を当てて集中して見る視野、ゴミを見ながら丁寧に手を動かす協応動作等さまざまな力を養える時間でした(^_-)-☆
今年も柳沢運動プログラム!☆放課後等デイサービス夢を叶える就労トレーニング教室八王子
こんにちは。
こどもプラスが運営する八王子市の放課後等デイサービス
夢を叶える就労トレーニング 八王子教室です。
今年も柳沢運動プログラムを行っていき、支持力・懸垂力・跳躍力の他、社会性や協調性、柔軟性等養っていきます(^^)/
この日は、“平均台”を使ってたくさん遊びました。
まずは、まっすぐバランスを保って進みます。
バランスを保つことは、重力に対して真っすぐに立って姿勢を維持します。
体の傾き具合を感じ取ることも大切です。
Tさん、手を伸ばして慎重に渡れていますね^^
「あ!」と言われたら、即座に壁から手を離したUさん(笑)
見つかっちゃったね(笑)
次は、平均台の上を左右ジグザクにジャンプしていきます!
両足を揃えて、どの場所に平均台があるのか見て把握し、ジャンプをします。
ジグザグに進むこと自体も実は難しく、なかなか前に進めない子もいます。
両足を揃える+ジャンプをする+斜め前に進むとたくさんの要素が含まれています。
最後は、平均台の上をクマで進みます!
両手、両足を乗せて、腹筋に力を入れながらバランスを保って進みます^^
これが、大人でもきつくて・・・・。(笑)
腹筋に力を入れないと、フラフラしてしまいます。
体の一部分を意識しながら、手や足も動かす。難易度がある運動も皆挑戦しています(‘◇’)ゞ