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めじろ台教室の特色のグループ別活動!! 療育部屋の活用方法と視覚支援について
こんにちは!
「夢を叶える就労トレーニング教室」通称:夢トレ教室です!
今回は、めじろ台教室の療育部屋の活用方法について取り上げさせていただきます。
空間や場所で区切る療育
めじろ台教室では、部屋が大きく分けると現在、4つあります。
誰が見て分かりやすく、視覚的に理解しやすいように
ピンク部屋(相談室)
黄色部屋
青部屋
以上のような色による分類を行っています。
また、児童全体で活動が行える部屋、大部屋もあります。
めじろ台教室の療育では、グループ別に活動を行う理由が多いです。
その理由は児童の発達的な進度にバラつきがあり、登所児童のニーズに出来るだけ近い支援を提供するためにグループ別の活動を行っています。
しかし、もう一つグループ別の活動を行う意味があります!
それは児童がやるべきこと、場所、時間で整理ということです。
例えば、このような経験はないでしょうか。
学校の授業、あるいは会社の会議などを仕切りのない場所で行った時に
違う班、グループで話している内容が耳に入って来て集中することが難しい。。。
やらないといけないことが頭に入ってこない( ;∀;)
私たちの脳は五感を駆使して情報を収集しますが
特に話し合いなどの場合、聴覚的な情報が優先的になりやすいです。
特に自閉スペクトラムの特性を持つ児童は聴覚過敏の影響から注意の持続が困難になってしまうことが多々見受けられます。
そのため、一つの活動に集中してもらうという意味でも部屋を分けています。
また他にも気持ちの切り替えが上手く行かないため、クールダウンを行うため
活動への意欲が沸かない、人込みが嫌で1人になりたいときなど使用されます。
以上の点から多義的に部屋を活用することが出来ます!
視覚支援のためのカードの活用
4つの部屋では、それぞれ何を行うかを端的に分かりやすいこのような視覚支援カードを用いて、療育を行います。
これまでのブログで多く書かせていただきました「見通し」に関しての苦手さを感じる児童への配慮として、
声がけ等については挙げさせていただきましたが
例えば、療育開始時には、
「誰が(児童、スタッフ)」「どのような(療育)」「どこ(療育部屋)」「どれほど(時間)」を分かりやすい形で声がけをしていますが
グループ別の活動では特に「どこ(療育部屋)」「どのような(療育)」を児童に伝達することが大切になります。
以上が療育部屋の活用方法と視覚支援になります。
療育に入る前に児童が安心して参加できる環境づくりを今後とも目指していきたいです。
以上、めじろ台教室ぐらい大きな部屋に住みたい心理指導担当職員、栗木がお送り致しました。
2023年明けましておめでとう!お正月活動で元気いっぱい活動しよう!!
読者の皆様方、新年あけましておめでとうございます!
「夢を叶える就労トレーニング教室」通称:夢トレ教室です!
年が明け、3週間近くが経ちました。
今年もめじろ台教室では、児童のみんなが四季の感じられる活動を多く取り入れていきたいと思っています。
そこで今回は、お正月にまつわる活動について取り上げさせていただきます。
書初め、コマなどの室内活動で微細協調運動を
年初めに書初めは学校などでもよく取り上げられる活動であります。
書初めのお題は、今年の干支である「卯年」、幸せな一年になるようにという思いを込めて「福」の2つにさせていただきました!
お題は、児童自身に好きな字を選んで書いてもらうようにしました。
本教室の児童は活動日記などで文字を書く事には慣れている児童が多いです。
しかし、鉛筆のような硬筆ではなく、柔らかな軟筆には少しばかり苦戦している様子でした。
いつもと慣れない道具を使って、模写を行うことは微細協調運動であるため、手先の器用さを養う上で重要な活動になります。
また、半紙の中で、文字の長さを事前に予測する力で言えば、空間認識に関する力も養われます。
書初めをしている間は、お正月遊びで取り上げられるコマや少し前にはやりましたヨーヨーに取り組みました。
このお正月活動も書初めと同様に、微細協調運動であるため、手先の器用さにつながる活動となりました!
子どもは風の子、凧揚げで空間認識力を育てる!
外のお正月の活動と言えば、凧揚げですよねー!
めじろ台教室の近くには万葉公園という少し広めの公園があるため、その公園で元気いっぱい凧揚げをしてもらいました!
読者の皆さんの中で凧を電柱や木にひっかけた経験のある方はいらっしゃいますか?
広い高いものが何もない広場で凧揚げを行うことが理想ではあるものの、東京で暮らしているとなかなか難しいですよね(-_-;)
万葉公園の広場は比較的広いもののはやり木などが生い茂っているため、木にひっかかるリスクはあります。
そういう点から加味すると空間認知のスキルが非常に必要になる遊びでもあります。
また、木に引っかかるリスクを逆手に取り、児童にルールを守る練習の機会にもさせていただきました。
例えば、「○○の場所までは行ってはいけません」や「凧を持って走っていい箇所はこのエリアです」などの声がけになります。
今年も新年から四季にまつわる楽しい活動を行うことができました!!
また、児童の皆が活動に楽しく参加できるイベントを考えていきたいと思います。
以上、小さい時に凧を電柱かけ過ぎて親によく怒られていた心理指導担当職員の栗木がお送りしました。
下記に四季にまつわるイベントをリンクを貼らせていただきます。
こどもプラス八王子3教室+相談支援 虐待防止研修実施しました
こんにちは。
八王子の八王子市の放課後等デイサービス、「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室です☆
11/18(金)にめじろ台教室で実施された「虐待防止研修」についてお届けします。
ぜひ最後までご覧ください。
風通しの良い職場を目指して、職員のスキルアップを目指す
今回の虐待防止研修は、めじろ台教室で実施され、姉妹教室のチャイルドブレインのスタッフが講師となり、実施されました。
最初の30分はテキストを使用して、障害者虐待防止法について学びました。
虐待には5つの種類がある事、身体拘束には3つの条件が揃っていないといけない事。
身体拘束はなるべく行わない方が望ましい事や、本人や家族の同意が必ず必要、そして時間はなるべく短い時間で行う事が鉄則だという事を改めて学ぶことが出来ました。

本日は3グループに分かれてグループディスカッションも行いました。
グループディスカッションでは、ある事例を読んで「不適切な対応や虐待と考えられる職員の対応や組織の問題点」それに対しての「今後の改善策」の2つを考えました。

事例に出てくる利用者Aさんは自閉症の知的障がい児で、雷などの大きな音が鳴るとパニックになって、事業所の外に飛び出してしまいそうになった為、職員が「体を抑えつけた」という記述がありました。
これは「身体拘束」に当たる為、事前会議などで「体を抑えつけるしか方法はなかったのか」
「パニックになる前に、声をかけて安心させてやれば良かったのではないか」など職員同士で連携を図っていく事が大事であると、意見が出ました。
身体拘束は、止むを得ない場合は仕方ないが、本来は本人や家族の同意が必要であり、事細かくなぜ身体拘束をしなければならないのかを説明するという義務があります。
そして身体拘束は、継続して行うものではなく、解除する事を目標に同意書が作られるのです。
上記にも、「身体拘束は3つの条件が揃わないといけない」と書きましたが、その3つと言うのが、
①切迫性→利用者本人や他利用者、職員の命に危険がさらされる時
②非代替性→身体拘束を行う他に何か方法が無いか検討して
③一時性→身体拘束その他の行動制限が一時的である事
この3つです。
事例に出てきた利用者Aさんは職員Dさんにべったりの状況であり、責任者から利用者Aさんの事を任せられており、1対1で対応をしていました。
そして別の日には、利用者Aさんは日頃からこだわりが強いため、食事以外の事に興味が行ってしまうと、食べるのが遅くなってしまいます。
それを職員Dさんは、「食べないなら片づけるよ」と言って、途中の食事を片づけてしまいました。
ここでいけないのは、Aさんの意思を聞かずに下げてしまったことです。
これを見た、新人の職員Bさんは疑問に思い、管理者に報告したところ、「そういうのは全部Dさんに任せているからね」という返答でした。
このような管理者には、今後一切Bさんは意見を言わなくなるでしょう。なぜなら自分の意見をまともに聞き入れようとしないからです。
本来事業所は、管理者は、「風通しの良い環境を作る」事が大事なのです。自分の意見を管理者や職場の仲間に気軽に言える、そんな環境でないとこのような「虐待」や「身体拘束」が防止されることはありません。
今回の研修では、
①風通しの良い職場づくり
②利用児童の気持ちに耳を傾ける
この2つがポイントであると思いました。
そして今後も「虐待」や「身体拘束」が起こらないように、定期的に研修を行い、「スタッフのスキルアップ」が大切であると学べました。
これからも定期的にスタッフの勉強会や研修会への参加をしていきたいと思います。
八王子いちょうまつりで手作りカレンダー販売に挑戦!(販売編)
こんにちは!
八王子市の放課後等デイサービス、「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室 管理者の小高です☆
世間はもうすっかりクリスマスモードですね!夢トレ教室でもクリスマス制作をすすめています(^▽^)/
さて、前回の記事2023年カレンダー制作に続き、今回は”販売編”についてご紹介!
気に留めてもらい、買っていただくためには?を形に!
いちょうまつりでは、チャイルドブレイン東浅川教室さんがメインで様々な商品販売を行いましたが、教室の前に大きく飾ったこの看板も、実はこの日のために夢トレ教室の児童が制作しました(^▽^)
たくさんの人が行きかう中で、どうしたら気付いてもらえるか?
どうしたら目立つか?
スタッフと児童で一緒に考え「カラフルに」「華やかに」をテーマに作りました!
また、少しでも気に留めてもらうために、首掛け看板も作りました☆
知らない人への商品PR!お客様の呼び込みで自信をつける!
首掛け看板をぶら下げて交代で店頭に立ち、
「いらっしゃいませ~!」「僕たちが作った手作りカレンダーいかがですか~!」
など、何度も声に出して行きかう人に一生懸命商品をアピールします!!
知らない人を相手に声を掛けたり大勢の人前で話すのは、大人でも緊張しますよね。
発達障がいを抱える子の中には、もちろん発語が少ない子、人前で意思や気持ちを言葉に出すのが苦手な子もいます。
そういった児童にとっても、看板をぶら下げて商品を手に持って立つことは、無理なくアピールできるピッタリな方法でした☆
児童それぞれのアピールの仕方で、人前で話す練習にもなりました♪♪
また実際に、お金をいただく→おつりを渡す→商品を渡す→「ありがおうございました!」と言う。。。など、夏休みにも練習した接客体験を活かしながら販売をしてくれた児童も♡
就労にもつながる、良い経験ができました!
チャイルドブレインまで会いに来てくださったり、商品を購入して頂いたご家族様や関係者の方々、本当にありがとうございました(^▽^)/
お小遣いをつかって自分の買い物も楽しもう!
いちょうまつりの目的は、オリジナル手作りカレンダー販売だけではありません!
みんなも(スタッフも笑)おまつりを満喫したい!!ということで、しっかり交代で散策もしてきました☆
ラーメンや餃子、チョコバナナや綿あめ等々・・・それぞれ美味しそうなものを購入できました☆
親御様からもらった大切なお小遣いで買えるものを考え、選び、自分でお金を払って買う。
普段の療育でもお買い物の練習はしていますが、ひと仕事終えた後だとまた喜びもひとしおです!
今は「お小遣い」、そしていつか「自分で稼いだお金で欲しいものを買う」
今回のいちょうまつりで、その喜びを感じるきっかけの一つになれば良いなと思います♪
★お・ま・け★
このオリジナル手作りカレンダー、「勤労感謝の日」の為にも作ってきたので、今年もお世話になっている地域のお店の方々へ、感謝の気持ちを込めて渡しました☆
地域の皆さんとのつながりも大切にしていきます(^^)
今回販売したオリジナルの2023年カレンダー制作編の様子はこちらの記事で詳しくご紹介しています!
合わせてご覧ください☆ ↓↓↓
また姉妹教室の「チャイルドブレイン東浅川教室」も、いちょう祭りに関する記事をご紹介しています!
こちらも是非もご覧ください(^^)
生活自立訓練!服畳み、掃除道具の使い方、身近なことから””できる””を増やしていこう!
こんにちは!
八王子市の放課後等デイサービス、「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室です☆
本日は療育で取り入れている自立訓練!!
服畳みと掃除練習について紹介したいと思います!!
身の回りのことを出来るようになるために
身の回りのことをやるって、、、
正直に言えば、めんどくさいですよね(-_-;)
皆さんも日々、家で洗濯やお皿を洗ったり、道具の片付けなどめんどくさい身の回りのことをやっていると思われます。
しかし、その気になれば出来てしまうことも多いと思います。
それは、なぜか???
発達に偏りのある児童にとって、見通しがつかないと今やりたいことに囚われてしまうことが多いです。
例えば、宿題の期限が迫っている場合で考えてみると
宿題の期限が迫っている
↓
宿題を出さない
↓
宿題を出さないと成績が下がってしまう
↓
成績が悪いと進路に影響を受けてしまうなどなど
このように、障がい児はこの後、何が待ち受けているかを予測することが苦手である場合が多いです。
療育ではやった行動の結末を予想してもらう声がけなど行います(例えば片付けが出来なければ、この後どうなるかな)
それらが難しい児童には決められた時間の中でやる事を明確化し、児童の中でルーティンにさせること。
もしも今やっていることから抜け出せない場合は、時間を決めて終わらせるように約束させることなどを行います。
こういった支援の中で身の回りのこと、小さなところから一つづつできるようになることが自立や自信に繋がります。
ステップを踏んで、服を畳んでみよう
中高生になると、学校で制服を着るようになります。
そのため教室に着くと制服から療育のため活動着に着替えるといったステップを踏まなければなりません。
高校生ぐらいになると着替え、服畳みまでが習慣化され、スムーズに出来るようになることも多いです。
しかし着替えをスムーズに行うことが難しい児童も、ちらほら見受けられます。
そこで服畳み練習を実施してみました!
今回は運動などで使用するビブスを使って、服を畳んでもらいました。
掃除をしてみよう!まずは掃除道具の使い方から
服の畳み練習以外にも生活自立の訓練として児童と一緒に教室の掃除を行ったりします。
めじろ台教室の一日療育の日は、活動終わりに掃除の時間を設ける日が多いです。
児童自身が使った教室を児童自身で片付けるといった生活自立根差しています。
以前、掃除に関するブログも投稿しているので、コチラもよければご参照ください👍
掃除は拭き掃除、吐き掃除、ゴミを袋に詰めるなど様々です。
これらの掃除をする際に、もちろん道具を使いますので、掃除道具の使い方についておさらいを行いました。
児童のレベルに合わせて〇×クイズなどを用いて、正しく掃除道具を利用できるように支援させていただきました。
身近な大人が普段やってくれている生活面ことについて
児童自身が「自分でも”できた”」と思えることで達成感や自己効力感を感じやすくなると思われます!
これからも生活自立と児童が達成感が感じられる療育を提供できるように頑張りたいと思います(‘◇’)ゞ
以上、お掃除は苦手な心理指導担当職員の栗木がお送り致しました<(_ _)>
目標を持って楽しく挑戦!様々な感覚を養える放課後デイの夏祭り!
こんにちは(^▽^)/
八王子市めじろ台の放課後等デイサービス「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室です☆
今回は子ども達が楽しみにしていた夏休みイベント、夏祭り週間のご紹介です!(^▽^)/
教室に貼ってあるイベント予定カレンダーを何日も前からチェックしてる子が多かった大人気イベントでした♪
前回の夏休みイベントの記事「カフェおやつ」や「お家キャンプ」などの記事は是非こちらから☆↓↓↓
目的意識を持って行うことで、やる気を引き出す!
このイベントの為に夏休みの前から、皆で協力して法被作りをしてきました!
その手作り法被を着たり、自宅から持ってきてた甚平などを着る子もおり、1枚装いが変わるだけで一気に皆の期待度もアップです(^▽^)/
そしてこの夏祭りで何よりも一番楽しみにしているのはズラリと並ぶ「景品」の数々♡
様々なゲームに挑戦してもらう前に、まずはスタッフから一つ一つ景品の紹介をしました!
そうすることで「景品が欲しいから頑張る!!」「あの景品が欲しい!」という目的意識が生まれ、モチベーションアップに繋がります。
どんな活動においても、子ども達にご褒美となる物(事)や、結果(完成したもの、何のために行うのか等の目的)を事前に示す事はとても重要ですね。
数々の遊びをこなしていく内に様々な感覚が養われる!
発達障がいを抱える方の中で、
・人や物の形状や方向、距離感がわからずよく転んで怪我をする人、必要以上に人との距離が近い
・目で見る力が弱く字は読めるが「文章」が読めない、字が書けない、球技が苦手etc・・・
そういった話をよく聞く方も多いのではないでしょうか。
苦手、、、で済めばまだよいですが、こうした能力が低いと交通事故などのリスクも高まり危険です。
夏祭りでは、射的や魚釣り、輪投げ、おもちゃすくいなど、様々なゲームに挑戦してもらうことで、
・物の方向や形状を把握し、自分との距離をつかむ「空間認知力」
・ものを目で正しく捉え自分の体をイメージ通りに動かす「ビジョントレーニング」
こうした感覚を養う遊びをたくさん取り入れました!
こうした力が養われることで、
・人と会話する時の適切な距離が自然と身につく。
・本や黒板に書かれた文字を目で追える→板書やメモをとることができる。
・地図が理解できるようになる。 等々・・・
将来、様々なスキルに繋がっていきます!
「できた!」という成功体験や達成感が、次への意欲になる!
子ども達が嬉しそうに景品を手にする姿を見て、こちらが嬉しくなっちゃいました(⌒∇⌒)
この喜びが、「もっとやりたい!」「次も頑張ろう!」という前向きな気持ちになり、新しい事にも挑戦してみようとする意欲に繋がります☆
焦る必要はありません♪夢トレ教室ではスモールステップで、日々子ども達の「できた!!」をたくさんつくっていきたいと思います☆
以上、お祭りが好きすぎて子ども達以上に夏祭りを満喫した、管理者兼 児童発達支援管理責任者の小高でした!
数を使った療育 すごろくゲームで集団での遊びを楽しむ
こんにちは!
八王子市の放課後等デイサービス、「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室です☆
最近、寒暖差が大きくなり体調を崩しやすくなる季節になりましたが十分気をつけていきましょう(^^)
夢トレ教室では日々、子ども達が楽しみながら参加できる活動を考えていますが、その中で今回は夏休みが明けてから実施している”スタッフ手作りのすごろくゲーム”についてご紹介します!!
オリジナルだからこそ、誰でも楽しみながらトレーニング!!
オセロや人生ゲームなど、ルールをある程度理解できる児童は様々なボードゲームを楽しむ機会はあると思いますが、オセロは基本2名対戦であったり、人生ゲームはお金も絡むことで難しく感じ楽しめない子もいます。
ゲームをする中で、例えば。。。
・数字は読めるけど数が理解できない
(足し算や引き算など計算ができない、文章になると分からない)
・じゃんけんの勝ち負けがわからない
・勝ち負けや1番への拘りが強く、思い通りにいかなかったり負けてしまうと癇癪やパニックをおこす
このような理由でゲームを楽しめなかったりルールを守れない子もいますよね?
そこで、できるだけ多くの児童が楽しめるよう、オリジナルで作ったのがこのすごろくゲームです!!
心理指導担当の栗木先生が作ってくれました!
今回のすごろくゲームでは、「クイズに正解すると2マス進む」など、あえて数字を多めに使って作りました!
進む数や戻る数をマスに示すことで数字を読み、数を理解するトレーニングに繋がります。
また誕生日の近い人とじゃんけんなど、お友達とコミュニケーションをとることで次に進めるマスなども取り入れました。
スタッフもその場でクイズを出題するなど一緒に参加し、楽しくゲームをすることができました(^▽^)/
あえて順位を付けないことも、仲良く遊べるポイント!
発達障がいを抱える子の中には思い通りにゲームが進まないと(勝てないと)癇癪を起こしてしまう事がありますが、「○時○分までやる」「誰かがゴールするまでやる」など、ゲームを行う時間や終わりを明確に伝えるだけで、勝ち負けを重視しません。
だからこそ、それぞれマスに書かれたお題やイベントの、どれに当たるのかワクワクしながら行うので、サイコロを振って大きな数が出なかったり、ゴール出来なかったとしても、癇癪を起こしてしまう事なくすごろく自体を楽しめていました!
マスに書いてあった「変顔をする!」のお題通り、渾身の変顔をしてくれたT君♡
本人も楽しんでいましたが、周りで見ている子達も大笑いしながらそれを見て、むしろ自分も変顔のお題をやりたくなっている子もいました☆
すごろくの中にも「柳沢運動プログラム」が隠れている!?
マスのイベント内容には体を動かす内容も入っています!
Y君、マスに書いてあったイベントで腕立て伏せをしています!
スタッフと一緒にマスに書かれているイベントに取り組んでもらいますが、他にも「クマさん歩き」や「カンガルージャンプ」など柳沢運動プログラムの内容も盛り込んでいます(^▽^)/
日頃から慣れ親しんでいる運動あそびの内容もあるからこそ、「やりたくない!」という子が少なく、ゲームをしながら運動にもなり、楽しく積極的に参加してくれました!!
すごろくゲームを通して普段あまり話さないお友達と、この機会にコミュニケーションをとり仲良くなってほしいというねらいもあり、すごろくゲームを行いました。
これからもたくさんの子が楽しみながらスキルアップできるゲームや活動を考えていきたいと思います♪
以上、めじろ台教室で一番若くて一番元気(自称)な志村でした(^▽^)/
夢トレ教室では他にも様々な活動を行ってきました!是非チェックしてみてください☆↓↓↓
少し不便な生活も楽しい体験に!?お家キャンプ体験inめじろ台教室
こんにちは!
こどもプラスが運営する八王子市の放課後等デイサービス「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室です☆
今年の夏は本当に暑かったですね😿
めじろ台教室でも夏の感じられるイベントをいくつか企画しました。
そのうちの一つとして、教室内でお家キャンプを行ってみました!
順番を待つ力を養う
めじろ台教室、実はキャンプ好きなスタッフが数名在籍しています!
スタッフの強みを活かして、自宅からタープやドームテント、ハンモックなどをたくさん用意し、キャンプ感を演出しました!
目新しいキャンプ道具に児童も興味深々!!
ハンモックなどのキャンプ道具を使いたいと思う気持ちがありつつも、1人が使える道具には制限があります。
これらの道具を独占したい気持ちが出てきやすいため
気持ちのコントロールする練習場となります。
児童の気持ちをコントロールするため、使用上のルールをまとめると
- 誰も偏りなく使えるように配慮
- 療育時間を逆算して1人あたりの使える時間を換算して時間を決める。
- 今、使いたい児童がいれば他の道具を提供するなどです。
あえて不便なことをしてみる経験が、災害時にも役立つ!
キャンプと言えば、バーベキューやキャンプファイヤーなどが挙げられますが
日常で使っている便利な道具をあえて使わずに楽しむイベントだと思います。
こういった体験は自然災害などによって不便な生活を強いられる場面ともリンクします。
自閉スペクトラム症の傾向が顕著な児童にとって、決まりきった(ルーティン)生活から切り離されるだけで相当なストレスになると思われます。
もしもそのような状況になってしまっても少しでも安心して生活できるように、今回は電気、ガスに頼らない炊事にも挑戦してみました!
パックご飯を電子レンジや鍋を使た湯銭の方法ではなく、発熱材つかって温めてみたり、固形燃料を使ってメスティン炊飯もしてみました!
非日常的な体験が児童の記憶に残り、思い出になる
修学旅行やキャンプなどのお泊り行事は、普段学校でしか会わない友達と同じ屋根の下で寝食を共にするといった非日常体験です。
やはり、いつもと違う場面、非日常体験は記憶や思い出になりやすいと思います。
めじろ台教室はお泊りなどのイベントは行っていませんが、今回のお家キャンプがみんなの思い出の1ページになりますように(^^♪
以上、習い事でボーイスカウトをしていました心理指導担当職員の栗木がお送りしました!!
カフェおやつでスキルアップ!コミュニケーション力を養いつつ就労体験!
こんにちは!
こどもプラスが運営する八王子市の放課後等デイサービス「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」通称:夢トレ教室!?です☆
今年の夏も毎日暑い日が続きましたが、夏休みも夢トレ教室の子ども達は変わらず元気に過ごすことができました!
また様々なイベントも楽しみ、とても思い出に残る夏休みとなりました(^▽^)/その中でも、子ども達からも保護者様からも大好評だったイベントの一つをご紹介!
カフェ店員になって楽しく接客やおもてなしを学ぼう!
普段、おやつの提供はありませんが、夏休みのある1週間を特別に「おやつ週間」にし、おやつを食べたのですが、ここは【就労トレーニング教室】!!
ただ提供するのではなく、教室をカフェにして、児童を順番にお客様役と店員役に分け注文やオーダーをとる練習をしてもらいました!
特に店員さん役はやる事がたくさん!!
①お客様が来たら「いらっしゃいませ」と言う
②お客様を席にご案内してメニューを出す
③お客様の注文が決まったらオーダーをとる
④厨房(別室)へ行って注文のお菓子や飲み物を用意する
⑤注文を受けたテーブル(お客様)へお菓子を運ぶ
⑥お客様が食べ終わったら片付けや会計をする。
⑦お客様が帰る時「ありがとうございました」と言う
ざっくりした手順でもこれだけのことを覚えたり意識して動くのは、とても大変なことです。
一方、発達障がいの中でも代表的な特性として短期記憶が苦手、同時に複数の事をこなすのが苦手、他者とのコミュニケーションが苦手、じっとしていられない、、、等々ありますが、そういった中で「接客」というのは、更にハードルが高いことかもしれません。
でも大丈夫!!うまくいかなくて当然(^^)いつも一緒に過ごすお友達との「ごっこ遊び」感覚で楽しみつつ、こういった経験を積むことが重要なのです!事前にルールや手順などを説明し、スタッフ同士で実演しお手本も見せたうえで楽しく取り組んでもらいました♪
この「お手本を見せる」ことも理解が難しい子に対しては特に重要です。人は、目からの情報取得が8割とか、耳からの情報のおよそ600倍とも言われていますが、特に自閉スペクトラム症(ASD)の方には日頃から視覚支援を意識しています。
皆で役割分担して協調性を育む!
カフェおやつをやってみると、子ども達それぞれの特性や得意・不得意が見えてくることがあります。
例えば、記憶するのは苦手だけど愛想良くコミュニケーションを取るのが上手な子もいれば、一見不愛想な感じに見えるけどやる事はテキパキとミスなくできる子もいます(^^)
店員さん役の時は、確かにやることも多く大変ですが、スタッフも横で助けながら、皆それぞれの得意分野を活かし、フォローしあってひとつのチームのように協力できたことが素晴らしかったです!
このカフェのために、オリジナルでメニュー表とオーダーシートも作りました!
一生懸命お客さんの注文を聞いてオーダーシートに書き込んでますね(o^―^o)
感染予防の観点からも、今回お菓子類は全て個包装のもの。また店員さん役は、消毒やマスクはもちろんですが、エプロンや三角巾、手袋の着用も徹底しました。
オーダーシートを確認し、間違えないよう注文されたお菓子を皿に準備!
飲み物もあるので、コップから溢れない、でも少なすぎないちょうどよい量に注ぎます!「ちょうどよい」なんて曖昧なことは発達障がいをもつ子にとっては難しいところですが、ここはあえて線など目印は書かずにやってもらったのですが、なんと!なんと!
まさに「ちょうどよい量」で注ぐことができる子が多く感動しました!!!
そして、お菓子を落としたり飲み物をこぼさないよう、慎重に配膳してくれました☆
これは手足の動きや曲げ伸ばしなどを感じる固有受容覚や、身体の傾きやスピードを感じる前庭覚が整理できていないと難しいことです。
テーブルに置く時、お手本を思い出して「お待たせしました」「ごゆっくりどうぞ」など気遣いの言葉を掛けることが出来る子も☆
またお客様役の子達も静かに待ち、あたたかく見守ってくれています(^^)
お客様役も勉強!飲食店でのマナーやお金の支払いについて学ぶ!
お客様にもルールやマナーがあります!
最近の飲食店ではタブレット注文なども増えていますが、夢トレのカフェはコミュニケーション重視で、注文が決まったら自分から「すみませ~ん!」や「注文お願いします!」など、店員さんを呼んでもらいます!
自分の欲しい(食べたい)ものを選択肢の中から選ぶことも、それを相手にわかるように伝えることも、日常生活を送るうえで必要なスキルです。
食べた後は店員さんがテーブルに置いて行ったオーダーシートを持って会計へ!
今回はちょうど100円という理解しやすい金額で統一しましたが、お金の勉強は日々様々なやり方で経験してもらっているので、また別の記事でご紹介します☆
ここでも、店員さん役は「ありがとうございました」お客さん役は「ごちそうさまでした」など、気遣いの言葉を伝える練習をしました!
店員さん役も楽しんで取り組んでくれた子が多く、おやつも食べられるので「またやりたい!」という声が多数!実はこのカフェおやつ、昨年の夏休みも実施したので、それを覚えており最初からやる気満々の子や、自分で予習をしてきていた子もいたのです☆
アレンジを加えながら、これは恒例のイベントになりそうな予感・・・♡♡
昨年の夏休みイベントの様子も一部ご紹介しています!是非ご覧ください☆↓↓↓
模倣力、分量を見通す力を養う!エコなてるてる坊主で梅雨を吹き飛ばせ!
こんにちは!
こどもプラスが運営する八王子市の中高生向け放課後等デイサービス「夢を叶える就労トレーニング教室八王子」です(‘◇’)ゞ
季節の変わり目に入って寒かったり暑かったり、また晴れていたのに急に雨が降ったりと、気候や天気が安定しない事も多いですね。この時期は体調を崩しやすい方も多いので、十分に気をつけていきましょう(⌒∇⌒)
そして、これからまさに梅雨の時期に突入しようとしていますね( ;∀;)
児童の中には外での活動が好きな子もいるので、雨はどうしても気分が落ち込みやすいです。。。
気分も天気も晴れ渡ってくれ~!!という思いで、てるてる坊主制作を行いました!
想像力を膨らませ、まずは見本を真似ることから!
今回の制作では、児童がより作成手順を理解しやすいよう工程を大まかに分けました。
①少人数のグループに分かれる。
②各テーブルごと、完成した見本のあるてるてる坊主を見せる。
③使う材料を見せる。
➃スタッフがてるてる坊主を作る姿を児童に見せる。
⑤児童に実際に作ってもらう。
この5つのステップで作成してもらいました!
制作活動には
・完成した状態を想像する力
・作成手順を頭の中で再生する想像力
・自分の手を使って、想像した手順に沿って行動する力
様々な想像力・イメージ力が必要になります。
発達に偏りがある児童の中には、頭の中で作り方を想像し、見本のような形に作成することが苦手な子も多いです。そのため、スタッフが作っている姿を見せることはとても重要です。
児童の中には、完成品と使う材料を見ただけでなんとなく見本と同じように作ることが出来るようになった子もいます!
これは想像力やイメージ力、また模倣力などが養われているという事ですね(^▽^)/
リサイクルで無駄なく!「適量」を量り取る力を養う!
てるてる坊主と言えば、ティッシュを数枚丸めて作った経験がある方は多いのではないでしょうか??
今回作ったてるてる坊主の頭の中身は、裁断した古紙を再利用しました!
この古紙をカラーポリの真ん中に入れて頭の部分にします!
この古紙を「ちょうどよい分量で詰める」という作業、、、、意外と難しいんです(;^_^)
頭の大きさとして適切なサイズになることを先読みして古紙の量を見通しを持ってコントロールする力が試されます。
こうした作業の繰り返しが、
・お茶碗にご飯を適量でよそうことが出来る
・調味料を適量入れる
など、日常生活でも特に”目分量”を必要とする調理関係の場面でも活かされていきますね!
分量を量る→カラーポリでうまく丸めて、てるてる坊主の原型ができます。
色とりどりのてるてる坊主たち(^^♪
ここからは自分の好きなようにてるてる坊主をアレンジしてオリジナルで作ってもらいました!
シールや油性ペンを使って、てるてる坊主の顔を作り、体の部分をドレスアップ!!!
本当に個性溢れるてるてる坊主が完成しました(‘ω’)ノ
色とりどりのてるてる坊主が並んで、明日いい天気にな~れ!(^▽^)/